Karenのブログ

Karenの好きな事を好きなだけ書いていく。

デグーのじーくん

かれんです。
今回は完全に個人的な話。
気持ちの整理をしたくて書きたっかたので書きます。

 

先日デグーのじーくんが天国に旅立ちました。
かたまったじーくんを見るのはすごくすごく辛くて、今も思い出すと自然と涙が出てきます。

 
じーくんは、私が高1だった時に飼い始めてから、8年間、私たち家族を笑顔にしてくれる存在でした。

 

それにしても高1からたくさんの変化がありました。
高1から高3まで家のこととかお金のこととか何にも知らずに生きていました。

それが突然変わったのは、高3の時。
当時第一志望であった東北大学の前期試験前日。
この日は私大の合格発表日でもありました。
結果は不合格でした。
それを伝えた少し後に、なぜか母親が泣いていました。
自分が落ちたせいで泣かせたんだな、と申し訳なく思いつつも、でも泣きたいのはこっちだよ、と怒り気味で仙台に出発しました。
初めての一人遠出はなんだか心地よいものではありませんでした。

試験を無事終え、帰ってきた私に、母親は泣いていた本当の理由を告げてきました。
父親が借金を作り家にはお金がないこと、だから私大にはいけないこと、高校の授業料すら未納であったこと。
それまで完全に温室育ちだった私には重すぎる事実の数々でした。

辛すぎて頼れるのはじーくんだけでした。しばらく何日かじーくんだけを見て過ごしました。自分がこれから何をしなきゃいけないのかじーくんを眺めながら考えていた記憶があります。

そこからの浪人時代は辛かったです。
大学に入ってもお金がなく、家族との仲も戻らず大変な思いをしました。
正直今もまだ大変で何も解決してない。だけどじーくんがいなかったらここまでやってこれませんでした。辛い時は常にじーくんが癒してくれました。


私の高校から大学進学、卒業、院進学、留学、内定先が決まるまでじーくんは見守ってくれました。その分私もたくさんたくさん愛情を注いだつもりです。それが伝わっていれば嬉しい。じーくんにとって幸せな一生であったなら嬉しい。

 

うちに来てくれて本当に、ありがとう。

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